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「……6人で、36億?」──伊藤忠役員報酬の現実と、その意味。
伊藤忠商事の有価証券報告書。
前回、平均年収1,753万円に目を奪われていた私ですが──
本当の“驚き”は、まだ先にありました。
役員報酬のページを見て、思わずつぶやきました。
「……6人で、36億?」
そうです。伊藤忠の役員報酬は、完全に異次元😱
■ 社内取締役6名──2024年3月期 報酬額

出典:伊藤忠商事 有価証券報告書より抜粋
- 人数:6名
- 合計報酬額:35億7,900万円
- 1人あたり平均:約5億9,650万円
- 月額換算:約830万円(年収+賞与+株式報酬を含む)
これは、もはや“報酬”というより「戦果」。
そう言えば、むかし電通マンの友達も、肝臓と睡眠をお金に両替する仕事と言ってました。
やはり、ハイリスクハイリターン。
夢がありますね。
圧倒的な成果と責任。
日本を支える人達はすごいですね。
──サラリーマンの最終地点は、ここでした。
ちゃんちゃん♪
※なお、役員報酬の一部には株式報酬など変動要素が含まれており、単年の業績や企業評価により上下することがあります。
また、この水準は経営責任と株主価値への貢献に対する正当な対価として設定されている点にもご留意ください。

いやいや──6人の“内訳”、知りたくないですか?
これまで見てきたのは、合計金額から平均値を算出しただけです。
スケベなあなたは個別の中身も気になりますよね??
実は、有価証券報告書には「報酬総額が1億円を超える役員」は、実名付きで個別開示が義務づけられています。
──ただし、この記事ではプライバシーに配慮し、氏名部分は伏せてご紹介させていただきますね。
もしご興味のある方は、ご自身で有価証券報告書をご確認ください。

出典:伊藤忠商事 有価証券報告書より抜粋
■ 報酬総額1億円以上の社内取締役(2024年3月期)

──ついに、「10億円」の大台に。
まさに、神の域👼
当然アップダウンがある世界。
でも、結果に連動し、「神の域」に達する人たちが、確かに存在しているのです。
そしてそれは、想像の先ではなく、数字としてこの国の制度の中に存在し、誰でも知ることができるのです。
この記事で伝えたかったこと
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私自身、伊藤忠商事の有価証券報告書を覗いたとき、
そこにある数字があまりに現実離れしていて、最初は正直「なんじゃこりゃ??」の一言しか出ませんでした。
でも、その後に出てきたのは、「なぜ出せるのか?」という素朴な問いでした。
これは、単に「給料が高い会社がうらやましい」という話ではありません。
出せる会社には、出せるだけの“構造”と“仕組み”がある。
その事実をきちんと理解することで、私たち自身の選んだ仕事やキャリアと、もう一度ちゃんと向き合える。
この記事は、そうした「問い直し」のきっかけとして書かれたものです。
なお、本記事でご紹介した報酬情報は、すべて各社が開示している有価証券報告書に基づいた公開情報です。
個別氏名については、有報上では開示されておりますが、本記事ではプライバシーと敬意の観点から伏せて掲載しております。
※興味のある方は、各社の公式IRページより有価証券報告書をご確認ください。
スケベ心で、キャリアは動き出す。
スケベ心で覗いた先に、少しだけ誇りもあった。
ここまで、少し生々しい話も交えつつ、勝手に人の年収や役員報酬を見てきました。
もちろん、これは「商社の方が上」「銀行は負け」という話ではありません。
商社は、圧倒的に強く、ビジネスを作り、リスクをとって、成果を分け合っている。
それは本当にすごいことで、心から尊敬しています。
そして銀行もまた、誰かの背中を支え、ミスが許されない現場で静かに価値を積み重ねている。
給与じゃない。…でも、やっぱり、給与って大事なんですよ。
自分がもらえるわけではないけれど、他人の台所事情って、
ちょっと気になるのが人間というものです。
──だから、
そんな“スケベ心”を持った銀行員を、私は応援したい。
見て、知って、笑って、ちょっとだけ考える。
そういう記事を、これからも「銀キャリ」は届けていきます。
あなたのキャリアは、あなたのものです。
でも、もし迷ったら──誰かの“スケベ心”が、あなたを救ってくれるかもしれません。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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