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【17】50代銀行員の逆転劇|出向先の社長オファーを蹴り、70代の今も週3勤務で年収1000万キープの『最強ポジション』を手に入れた話

◆ 50代銀行員の未来、あなたはどう考えていますか?

銀行員としてキャリアを積み上げ、気づけば50代。

  • このまま銀行に残るのが最適解なのか?
  • 役員コースから外れたらどうする?
  • 給与が下がるのを恐れ、今を維持するのが正解か?

「転職市場に出ても、支店長クラスのスキルをどう活かせばいいのか分からない」
「銀行の外では通用しないのでは?」

こうした不安を持つのは当然です。
しかし、キャリアの選択肢は、転職市場だけではありません。

視野を広げ、銀行の外に目を向ければ、思わぬチャンスが転がっています。
そのことを知るだけで、あなたの未来は大きく変わるかもしれません。


目次

◆ 40代で支店長、しかし役員にはなれなかった

今回紹介するのは、地方銀行で40代前半にして支店長に昇進したある銀行員の話です。

彼はまさに「ザ・ボス」のような存在でした。

  • 部下を大切にする人格者
  • 顧客からの信頼が厚く、経営者の相談役としても活躍
  • 銀行内部でも評判が高く、「こんな人が役員になればいいのに」と言われていた

しかし、銀行の世界はそんなに甘くありません。
「部下を守る=本部に噛みつくこと」となり、上層部の意向に逆らう支店長は煙たがられる存在 になります。

結果として、役員コースから外れ、関連会社の副社長へ出向。
役職は「副社長」ですが、待遇は横滑りで、仕事にやりがいを感じられない毎日でした。

1年後、銀行から「社長にならないか?」と打診を受けます。

普通なら、この申し出を受けるでしょう。
「グループ会社の社長職、よしよし」と考える人が多いはずです。

しかし、彼はこの申し出を断り、銀行を退職しました。


🔥 50代銀行員が「最強のポジション」を得た戦略

銀行員としてのキャリアが停滞し、役員コースから外れた彼。
しかし、その後の彼の人生は、まさに 「逆転劇」 でした。

彼が向かったのは 高校時代の同級生が経営する会社
そして、 70代の今も、週3勤務で年収1000万円をキープ する「最強のポジション」を確立しています。

🎯 彼が選ばれた決定的な理由

彼がその会社に入社した理由は、単なる「銀行出身の財務のプロ」だからではありません。
そこには 彼だからこそ任せられた、唯一無二の役割 があったのです。

実は、彼は 銀行員時代からこの友人の良きアドバイザーとして付き合っていました
しかも、これは 「銀行の仕事」ではなく、個人的な関係としての付き合い」 でした。

そのため、3代目(友人の息子)にとって、彼は…

👦「子供の頃からよく知る”信頼できるおじさん”」
👨‍💼「銀行の財務を熟知したプロフェッショナル」

という 圧倒的な安心感 を持つ存在だったのです。

🚀 「財務部長」から「海外法人の総経理(社長)」へ

彼はまず 財務部長として入社 し、50代後半には 中国法人の総経理(日本でいう社長職) に抜擢されます。

しかも、彼には 海外経験が一切なかった

それでも彼が任された理由は、
財務と経営戦略のプロとしての実力
銀行員時代に培った「数字で語る力」
2代目社長(友人)の方針を理解し、忠実に遂行できる信頼感

未知の環境に飛び込むことになった彼ですが、持ち前の財務戦略で結果を出し、 3年間海外法人を率いました

🎯 帰国後、専務に昇格し年収は驚きの2500万円に

中国法人での成果が評価され、帰国後は 専務に昇格
ここで、彼の 年収は2500万円に跳ね上がりました

彼の役割は、会社全体の財務戦略を統括し、
経営の安定を支える中心的な役割
3代目社長の指導役として、事業承継をスムーズに進める

これらを担う、まさに 経営の中核 でした。

🎯 65歳から「週3勤務・年収1500万円」の最強ポジションへ

65歳を迎えたタイミングで、彼は「週3勤務」のスタイルへシフト。
これまでフルタイムで働いていた役職から、一歩引いた形になりました。

しかし、 現在も年収は1000万円を維持
週3日出勤しながらも、以下の役割を担い続けています。

経営の重要な意思決定に関与
3代目社長の「コーチ」として継続的に支援
長年培った財務戦略を会社に提供し続ける

「フルタイムを卒業しても、フルタイム並みの年収を得られる」という、
まさに 50代銀行員にとって理想的なキャリアモデル を実現しました。

そして、 70代になった現在も、会社の「必要不可欠な存在」として最前線に立ち続けている のです。す。


🔥 50代銀行員の「嗅覚」が切り拓く未来 🔥


これは決して特別な誰かの話ではありません。
今日の選択が、10年後・20年後のあなたの未来を作ります。

銀行の中だけを見ていると、 「ここに残るべきか、それとも転職すべきか?」 という二択しか見えないかもしれません。
しかし、 本当に視野を広げれば、第三の道がある。

「今は何とも思わない会社」 も、 「今はまだ若い経営者の息子」 も、
10年後には、あなたの未来を変える存在になっているかもしれない。

あなたは、ここまで銀行でキャリアを積み上げてきた。
それは 偶然ではなく、あなた自身の「嗅覚」と「努力」の結果 です。

経営者との交渉、財務の知識、部下の育成、リスク管理――
あなたは すでに「銀行の外でも求められるスキル」を持っている。

だからこそ、これまで積み上げてきたものを 「銀行の中だけ」で終わらせるのはもったいない。

今、あなたがすべきことは「どこにでも通じるスキルを磨くこと」ではなく、
「自分を必要としてくれる世界を見つけること」 です。

銀行を飛び出す必要はない。
でも、 「銀行の外を知ること」は、絶対に必要です。

「50代の決断が、70代の安定を決める。」

今のあなたなら、 銀行の外に目を向けることで、新しい道を切り拓ける。
そして、それを実現するだけの力が、すでにあなたにはある。

あなたのキャリアは、ここからが本番です。🔥🔥🔥

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この記事を書いた人

ginkariのアバター ginkari MANAGING DIRECTOR

銀キャリ /

こんにちは、銀キャリへようこそ!
私は、銀行業界で約20年経験を持つ現役の経営者です。これまで、法人営業や資産運用アドバイザーとして働き、多くの企業や個人の財務面をサポートしてきました。

現在は**「銀キャリ」というブログを運営しており、主に銀行員のキャリアアップや転職に関する情報を発信しています。
私自身、銀行員から経営者に転身した経験があり、まだ経営者としては3年**を過ぎたばかりの新米ですが、この経験を通じて読者の皆様にお伝えできることが多いと感じています。

ブログの目的は、銀行員のキャリアを見直すこと。
ファイナンシャルプランニングの専門知識を活かして、キャリアに役立つ情報や投資に関するアドバイスも提供しています。

このブログが、皆様のキャリアをより豊かにするためのヒントやアドバイスの源になることを願っています。

リアルとフィクションを9:1の割合で混ぜて発信。
出典があるもの以外は“読んで楽しむ用”です。
信じるかどうかは、あなたのキャリア観次第。

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