2025年3月8日の朝日新聞に載っていた、とある銀行員の話。
驚いた。というより、心が揺さぶられた。
💼 平日は銀行、週末は踊り子
徳島大正銀行に勤める西村さん(46歳)。
日中は銀行員として、融資債権の管理や回収を担う。
そして週末、彼は踊る。
徳島市の観光施設「阿波おどり会館」で、“プロの踊り手”として舞台に立つ。
これだけ聞くと「副業か〜」と思うかもしれない。
でもこれは、“副業”なんかじゃない。
「人生を自分の手で選んでいる」、その行為そのものだ。
🧠 “やる理由”は金じゃない。自分を裏切らないためにやってる。
人によっては言うかもしれない。
「踊っていくら稼げるの?」
「銀行員なのに?」
「家族はどう思ってるの?」
でも、そんな外野の声に振り回されず、
彼は“自分の好き”を、週末のステージで表現している。
誰かに評価されるためじゃない。
自分の中の「好き」を、封じ込めずに生きている。
これはもう、行動力とか、勇気とか、そんな単語じゃ足りない。
**「人生に対する覚悟」**と呼びたい。
🏦 銀行の制服を脱いでも、“自分”でいられる人は強い
銀行って、守るものが多い仕事だ。
数字、規定、信用、責任。
でも、それに呑まれすぎると、
“本来の自分”が見えなくなってくる。
そんな中で、「踊る」という表現を選び、
実際にステージに立ち続けるというのは、
単に“趣味”の話じゃない。
**「私はこうありたい」**という宣言なんだと思う。
✍️ 銀キャリからのリスペクト
銀行の中で働くことも素晴らしい。
でも、銀行の外で“自分を生きること”にも、もっと光を当てたい。
副業とか、兼業とか、そんなラベルじゃなくて、
「生き方の選択肢」としての“もうひとつの顔”。
西村さんの姿は、
働くってなんだろう、自分を貫くってなんだろう、
──そんな問いを突きつけてくる。
「好きなことを続けてるだけです」
そう語る人ほど、たいてい一番カッコいい。
👉 銀行員である前に、ひとりの人間として何を選ぶか
これを読んでいるあなたへ。
銀キャリは「銀行員のキャリア」の事だけを書きたいんじゃない。
「銀行員がどう生きるか?」を伝えたいんです。
「何かを始めたいけど、仕事が…」
「時間がない、理解されない、実力がない…」
そう思ってるなら、まずはこう問いかけてみてほしい。
「それでも、自分を生きたいか?」
西村さんは、YESだった。
あなたはどうだろう。
※参考:2025年3月8日 朝日新聞「踊る銀行員──阿波おどりと二足のわらじ」
平日は債権回収し土日は阿波踊り公演 広がる副業、バランスに課題も:朝日新聞