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【21】「2025年最新」在職老齢年金が28万円→51万円に!銀行員の年金が大きく変わる|損しない働き方とは?

🟢 2025年4月、在職老齢年金がついに大改正!FP1級技能士が最新情報を解説

60歳以降も現役で働く銀行員の皆さま。
「28万円ルール」だと思っていませんか?
それ、もう古いです!

在職老齢年金の支給停止基準額は、長年「28万円」に据え置かれてきましたが、
2022年にはまず65歳以上の基準が47万円に引き上げられ、2024年には50万円へ、 そして2025年4月からは60~64歳を含むすべての対象者に対して51万円へと引き上げられました。

この制度改正により、60~64歳の方でも
「月収+年金」が51万円以内であれば年金は減額されない仕組みに変わりました。
制度を正しく理解し、働き方のバランスを見直せば、数十万円単位の損失を防ぐことができます!


この記事でわかること

  • なぜ年金が減るの? その仕組みと変更点
  • 「28万円」から「51万円」へ、具体的な影響とメリット
  • 60歳以降も損をしない働き方の戦略
  • 「繰り下げ受給」の賢い使い方と注意点
目次

🟢 在職老齢年金とは?その基本と減額のしくみ


在職老齢年金とは、働きながら年金を受け取る場合に、収入が一定額を超えると年金の一部が減額または停止される制度です。


🔎 なぜこんな制度があるの?

高齢者が「給与+年金」で二重に所得を得る場合、そのバランスをとるために設けられた制度です。
ただし、近年は高齢者の就業が一般的になってきたことから、制度自体も見直されています。


📌 減額の基準額=支給停止調整変更額

  • 対象年齢:60歳〜64歳(※65歳以上は別ルール)
  • 基準額:2025年4月からは51万円
  • 「給与(総報酬月額相当額)」+「年金(基本月額)」の合計が51万円を超えると、その超過分の1/2が年金から減額

🟢 【2025年改正】28万円→51万円へ!変更点を解説


長年「月額28万円」が支給停止のボーダーだった60~64歳の在職老齢年金。
しかし、2025年4月の制度改正で一気に「51万円」にまで引き上げられました。

これにより、現役で働く高齢者が年金を“減額されずに”受け取れる可能性が大幅にアップ!


📊 【変更前 vs 変更後】

項目~2024年まで2025年4月〜
支給停止基準額28万円51万円
対象年齢60~64歳60~64歳
減額の仕組み超過分の1/2をカット同左(超過分の1/2)

💡 「50万円以下でも減額される」と思っていた方は要注意!正しくは“51万円までOK”です。


🟢 年金ルールの変遷:いつ、どう変わった?


「去年は50万円だったのに…」と思っている方、多いはずです。
ですが、実際は段階的な制度改正が行われてきた結果、2025年にようやく“60~64歳の基準額”も大きく引き上げられたのです。


📆 年金支給停止基準額の推移(60~64歳)

年度支給停止基準額対象年齢備考
~2021年度28万円60~64歳長年据え置き
2022~2024年度28万円60~64歳据え置き継続
2025年度~51万円60~64歳★大幅に緩和された新ルール

💡 65歳以上は2022年から先に緩和されていた!

年度支給停止基準額対象年齢
~2021年度28万円65歳以上
2022年度~47万円65歳以上
2025年度~51万円65歳以上

つまり、60代前半もようやく65歳以上と同水準に近づいたというわけですね。


このあとに続くのが「🟢 60歳以降の銀行員の年金はどう変わるのか?」の章です。ぼゼロに!」
📌 「でも、51万円以内ならフル受給可能です!」

🟢 銀行員が「年金で損をしない」ための3つの戦略(2025年版)


今月(2025年4月)からの制度改正で、60歳以降も働きながら年金をフル受給できる可能性が高まりました。
とはいえ、制度を理解せずに働き続けてしまうと、思わぬ損をするケースも…!

ここでは、銀行員としてのキャリアや働き方を活かしながら、「年金を最大限活かす」ための具体的な戦略を3つご紹介します。


✅ ① 月収51万円以内に収める働き方を選ぶ

在職老齢年金の新ルールでは、「給与+年金」の合計が月51万円を超えると、年金が一部減額されます。
つまり、「頑張って稼ぎすぎる」とかえって手取りが減ることもあるんです。

💡 対策としては…

  • 短時間勤務や業務委託などで収入を調整
  • 役職を外れて負担軽減+収入調整
  • 副業スタイルに切り替えて働く

📌 「51万円の壁」を意識するだけで、年金の減額リスクは大きく避けられます。


✅ ② 年金の繰り下げ受給を検討する(65歳~70歳)

年金は原則65歳から受け取れますが、繰り下げて70歳から受給すると、年金額は最大42%アップします。

2025年現在、65歳以降は在職老齢年金の減額がほぼないため、
「もう少し働いてから受け取りたい」という方には繰り下げも有力な選択肢です。

💡 ただし注意点も…

  • 健康状態や寿命リスクを考える必要あり
  • 将来の生活費とのバランスも重要

📌 長生きリスクに備えるなら「繰り下げ」も戦略的に活用を!


✅ ③ 銀行員の経験を活かした「柔軟な働き方」へシフト

定年後も、銀行員としての知識・人脈・信頼は大きな財産です。
フルタイム勤務ではなく、自分に合った「柔軟な働き方」へ切り替えることで、年金とのバランスも最適化できます。

💡 たとえばこんな働き方:

  • FP資格を活かしたマネー相談
  • 企業向けの研修講師や社外アドバイザー
  • 銀行OBネットワークを活かしたプロジェクト支援

📌 年金を減らさず、自分らしいペースで働く。それがこれからのスタンダード。


🔎 あなたに合う戦略はどれですか?

年金と仕事、どちらも「取りすぎず・減らしすぎず」のバランスが成功のカギ。
今の収入や将来の生活設計に応じて、損をしない働き方を考えてみましょう。


📢 ワンポイントまとめ:

  • 昨年までの「28万円ルール」に合わせて給与調整された方は、制度改正により再交渉の余地が出てきています。
  • まずは、自分の給与と年金のバランスを再チェックし、“制度を活かす”働き方を取りに行きましょう。

📢 \ さらに重要!昨年「28万円基準」で給与を調整された方へ /
2025年4月から制度が変わった今、あなたの給与はそのままで本当にいいのか?
「報酬を戻すべきか」「再交渉は可能か」を徹底解説した記事はこちら👇

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この記事を書いた人

ginkariのアバター ginkari MANAGING DIRECTOR

銀キャリ /

こんにちは、銀キャリへようこそ!
私は、銀行業界で約20年経験を持つ現役の経営者です。これまで、法人営業や資産運用アドバイザーとして働き、多くの企業や個人の財務面をサポートしてきました。

現在は**「銀キャリ」というブログを運営しており、主に銀行員のキャリアアップや転職に関する情報を発信しています。
私自身、銀行員から経営者に転身した経験があり、まだ経営者としては3年**を過ぎたばかりの新米ですが、この経験を通じて読者の皆様にお伝えできることが多いと感じています。

ブログの目的は、銀行員のキャリアを見直すこと。
ファイナンシャルプランニングの専門知識を活かして、キャリアに役立つ情報や投資に関するアドバイスも提供しています。

このブログが、皆様のキャリアをより豊かにするためのヒントやアドバイスの源になることを願っています。

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